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自機を破壊する
敵を作りましたが、このままでは弾があたっても、自機がぶつかっても何もおきません。
まず、敵が自機にあたると自機が破壊されるようにしましょう
敵オブジェクトをダブルクリックして、次の行を追加します
敵と自機がぶつかったら、自機が死ぬ
extends SpriteChar; while (y<$screenHeight) { y=y+2; if (crashTo($myChar)) $myChar.die(); update(); } |
まずifの条件部から見ていきましょう
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crashToは、この敵が自機($myChar)に当たっているかという判定を行います。 当たっている場合はif文の後ろが実行されます。 なお、自機の名前は、自機をクリックし、オブジェクトインスペクタで確認できます。
ぶつかった場合の処理は次のようになります
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これによって自機が死にます。
xx.die();は、xxで表されるオブジェクトを殺す命令で、殺されたオブジェクトはただちに処理が止まり、画面上からいなくなります。
それでは実行してみましょう。敵が自機にふれると、自機が消えてしまいました。
extends SpriteChar; wait(5); p=p+1; wait(5); p=p+1; wait(5); p=p+1; wait(5); |
新しくwait(5);という命令が出てきました。これはupdate();に似ています。
書式 |
wait(待機フレーム数); |
これを行うことにより待機フレーム(コマ)数で指定しただけオブジェクトの動作が止まります。ここでは5フレーム(5コマ)待機します。
その後、変数pの値を1増やしています。変数pは、このオブジェクトのキャラクタパターンを表します。つまり、pを1増やすことにより、キャラクタパターンが次のように変化していきます
実行してみると、爆発しているようなアニメーションを見ることができます。
爆発パターンを出現させる
爆発パターンを、自機が死んだときに発生させるようにしましょう。
自機オブジェクトをダブルクリックして、次のように変更します
extends SpriteChar; function onDie() { appear(new Bomb($myChar.x , $myChar.y ,$pat_Sample+4)); } while(1) { if (getkey(39)>0 && x<$screenWidth ) x=x+3; if (getkey(37)>0 && x>0) x=x-3; if (getkey(32)==1) appear(new Tama(x,y,$pat_Sample+1)); update(); } |
敵を出現させるで出てきたメソッドを使いました。しかし、先ほどと違ってこの onDieというメソッドはプログラム中から呼ばれていません。
実はこの onDieという名前をつけたメソッドは特別な意味を持ち、そのオブジェクトが死んだときに行わせる処理を記述できます。実際には、敵のオブジェクトが$myChar.die(); を呼んだときに、自動的にこの onDieメソッドが呼ばれます。
onDieメソッドの中では、次の処理によって爆発オブジェクトを出現させています。
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appearの使い方をもう一度復習しておきましょう
$myChar.xは、「$myCharのx」と解釈できます。このように、オブジェクトに続いてドット(.)と変数名書くと、そのオブジェクトが持っている変数を参照することができます。ここでは、自機のいる場所に爆発を出現させるのにこの参照を用いています。
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